ネオン・シティ(Neon City)

エディ藩

Release 1982年10月21日 イーストワールド WTP-90194/TOCT-5861
Chart Action 不明。
Produced by 石坂敬一
Engineered by 鈴木慶三
Arranged by 岸本博/川村英二/エディ藩
Member エディ藩: Guitar, Vocal
陳信輝: Guitar
李世福: Guitar
吉澤洋治: Guitar
矢島賢: Guitar
ジョージ・マスティッチ: Bass
富倉安生: Bass
小川ヒロ: Bass
トミー・スナイダー: Drums
見砂和照: Drums
アイ高野: Drums
宮崎全弘: Drums
江夏健二: Keyboards
富樫春生: Keyboards
中西康晴: Keyboards
穴井忠臣: Percussion
鳴島英治: Percussion
イヴ(EVE): Chorus
伊集(加代子)グループ: Chorus
トーキョー・ジャク・スタム: Blues Harp
岸本博ホーン・セクション: Horns
 
Songs 1.ブルー・ネオン・シティ/Blue Neon City
2.ハート・エンド・ソウル/Heart and Soul
3.目を閉じて/Close Your Eyes
4.真夜中のダンサー/Dancer
5.サニー・サイド・ストリート/Sunny Side Street
6.孤独なチェイサー/Chaser(I Wanna Be With You)
7.ミッシー・ブルース/Missy Blues
8.ハイダウェイ/Hide Away
9.ヨコハマ/Yokohama
 
Comments エディ藩の4枚目のリーダー・アルバム (単独名義では2枚目)。8ケ月前にアルバム「BLUE JADE」をリリースしたばかりで随分インターバルが短いが、これはシングル「横浜ホンキー・トンク・ブルース」が好評だったことによるものだろうか。

前アルバムはクリエイションの面々が参加していたが、このアルバムは エディの人脈が集まったもので、陳信輝(Ex. パワーハウス/フード・ブレイン/スピード・グルー&シンキ)や李世福(李世福コネクション)、チャーのバンドに在籍したジョージ・間スティッチ、アイ高野等の面々が名を連ねている。 またゴダイゴトミー・スナイダー吉澤洋治が演奏で参加、ゴダイゴ・ホーンズの岸本博もアレンジの一部と演奏、そしてミッキー吉野は曲を提供と、「ベイサイド・スウィンガー」に次いでゴダイゴの関与が大きいものになっている。クレジットのSpecial Thanksにもミッキーの名前が入っている。

全体的な印象は、やはりシティ・ポップス的な味付けがされている。
この辺りについては「BLUE JADE」のところで書いたので割愛するが、歌詞の世界はやはり「翻訳小説」的なすわりの悪さはある。

サウンド的には「BLUE JADE」がフュージョン的テイストがあったのに対し、本作はぐっとロック色が出ている。アルバムの冒頭を飾る「ブルー・ネオン・シティ」は岸本博率いるホーン・セクションのパワーがぐいぐいと押してくる。この勢いはゴダイゴのアルバムでのゴダイゴ・ホーンズ以上である。
圧巻はやはり8.の「ミッシー・ブルース」でこれはもう文句なくカッコ良い。AOR調の音の中では癖が気になってしまうエディのヴォーカルが、ここでは籠を抜け出した鳥の様に縦横無尽に羽ばたいている。

このアルバムからは翌83年には、2.の「ハート・エンド・ソウル」がシングル・カット(c/w「肩に頬を うずめて」)されている。

 

Jacket/Liner ジャケットは 渋く佇むエディの横顔。

ライナーは歌詞のみ。

 

Version 当初はLPでの発売。カセット版の有無は不明だが、同時期の「BLUE JADE」がカセットもリリースされているので、これもおそらくあるのだろう。

90年10月24日に「BLUE JADE」とカップリングでCD復刻されたが現在は廃盤。

 

Writer/Editor 高崎勇輝
Special Thanks to STEVE RATさん

     

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本コラムは非営利の個人である高崎勇輝がレコードの批評を目的として作成したものです((c) 2003 by 高崎勇輝 All rights reserved)。
ここでのジャケット写真掲載については、日本国著作権法第32条(引用)に留意の上この範囲内に収まるものと考えておりますが、もし関係者の方でご 意見がございましたら 高崎までご一方頂ければ幸いです。