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クレジット Yoko Narahashi-Yukihide Takekawa
主な音源/演奏メンバー デッド・エンド ゴダイゴ MarkIII
コメント ゴダイゴのオリジナル曲。 リード・ヴォーカルはタケカワユキヒデ。

アルバム「デッド・エンド」のB面冒頭に「パニック」とセットで構成されている。 「パニック」のハードなリフがブレイクした後、それに続いてイントロなしのタケのヴォーカルで始まる。 この時、オリジナルのLP版では「イメージ」がカットインする形で入ってくるが、CD版では曲間が空いているため、イメージの唄いだしのタケのブレスが聞こえる。これは、CDリリース時にはLPの原盤が残っていなかったため、それぞれの曲のマスター・テープから落としなおしたためである(「イン・ザ・シティ」と「サムの息子」のクロス・フェイドがなくなっているのも同じ理由によるもの)。

バッキングは浅野孝己のアコースティック・ギターのアルペジオとスペイシーなシンセだけのシンプルだが美しい曲である。 歌は4歳の時の回想から始まり、足早に少年が成長するシーンを辿っていく。途中で聞き手はそれが若者の死ぬ間際に頭を駆け巡るイメージであることに気付く。 それは切なくもなく、荘重でもない。ただ一瞬で通り過ぎるきらめきの様な曲である。 これがハードな「パニック」と組み合わされるのは、まさにアルバム「デッド・エンド」のコンセプトを象徴している。

ファンクラブ会報10号の78年3月27日九段会館のコンサートのセットリストでは「パニック」の名前が見られる。引き続いて同曲も演奏されているかどうかは不明。

放送音源では確認されていない。

ファンクラブ会報33号の「Dead End特集第2回」のQ&Aで、ミッキー吉野は「パニックとイメージをつないだ理由は」という質問に対し、次の様に答えている。「人間が死ぬ直前とか、またパニック状態においこまれたとき、頭の中にいろんなイメージがフラッシュバックしてくるでしょう?走馬燈のように。それをあらわしたかったんですね。当時はまだ力がたりなかったけどね。曲がきれいに流れるところから”イメージ”でそこまでが”パニック”です。」と語っている。

 

その他 80年代半ばにFMのある番組(トークがなくただ音楽だけを流してあるもの)で、「パニック〜イメージ」が流されたことがある。

 

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