60年代後半に横浜で活動し、「パワーハウス」の前身となったブルース・バンド。

66年竹村栄二（チ ー坊）、陳信輝、加部正義（後のルイズルイス加部）、林恵文、羽鳥千明の5人でヤードバーズ等をレパートリーとする「ミッドナイト・エクスプレス・ブルース・バンド」を結成する。 最初は陳がドラムで加部がギター、竹村がヴォーカルだった。

同年12月、加部が「グループ・アンド・アイ」（後の「ザ・ゴールデン・カップス」）に参加するため脱退、陳信輝がギターに転向し、ミッキー吉野がキーボードとして参加した。ミッキーの87年のインタビュー（日本ロック大系）で他に区伝栄（A・チョンチャイ）とテッド・ローバーがいたと語っている（ミッキーのインタビューでは、林とミッキーは同時期に参加した様に読めるが、林は最初からベースを弾いていたらしい）。 区伝栄は加部の脱退前に既に加入しており、加部と陳のツイン・ギターだったという説もある。

67年にバンド名をベベズ（BeBes）とする。 これは本牧にあったベベという店から取っているもので、店の名前はそこにいたモデルの立川マリがBeBe（ブリジッド・バルドー）のファンだということから来ている。 横浜・関内の中川一郎ディスコティック等に出演していたが、68年に解散となる。　

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68年にベベス(第一期)が解散した後、ミッキー、林、区伝栄の3人はロイ・マキシマ、ジミー・タケモトと合流して「フラワー・クリエイション」を結成する。
ベベズ解散後、陳は柳譲治と野木信一のいた横浜のバンド「ムー」に加わるが、ヴォーカルの関口の脱退の際に竹村も誘い、68年末の時点ではバンド名も再び「ベベズ」になる。

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ベベズ（第二期）は米軍キャンプ、横浜・東京のジャズ喫茶などでサイケデリックとブルースをブレンドしたサウンドをレパートリーとして演奏している内に、「パワーハウス」（西山の脱退で柳がベース転向）となり、69年4月に東芝からメジャー・デビューする。　　　

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