GODIEGO STUDIO LIVE

PROGRAM
DENON LIVE CONCERT (FM東京)
ON AIR DATE
1978年2月26日(日) 15:00〜16:00

SONGS

01 処女航海/Maiden Voyage
02 世界はゲットーだ/Life is a Ghetto
03 アズ/As
04 カレイドスコープ/Kaleidoscope
REVIEW

DENONライヴコンサートの200回記念として、「夢のスーパーセッション Jazz & Rock」というタイトルで放送されたジャズとロックのスペシャル・ライヴの後編。

前週のセッションはチャーが参加していた。 ジャズ側からは渡辺香津美が、ロック側からはミッキー吉野がバンドマスターとして選ばれ、セッション・メンバーのコーディネートやアレンジを担当した。
この時はジャズ(1・2曲目)とロック(3・4曲目)がそれぞれ別々に演奏したが、後編の今回ではジャズ・ロックの混合セッションとなった。

アレンジはハービー・ハンコックの1.が渡辺香津美、ウォーの2.とスティーヴィー・ワンダーの3.がミッキー吉野、そして4は渡辺香津美のオリジナルを元にした組曲で、作曲/アレンジは香津美とミッキーの共作 になっている。 メンバーで珍しいのは後に一風堂で「すみれSeptember Love」をヒットさせジャパンのツアーにも参加した土屋昌巳が参加していることで、ミッキーは「今一番期待している日本のギタリスト」と語っていた(土屋は元々ゴールデン・カップスのボーヤ志望だった)。どちらかというと、ニューウェイヴ系のクールなギタリストの印象が強いが、当時はまだレスポールやセミアコをバリバリ弾いていたらしい。

クリエイションの竹田和夫が参加しているのは当然といったところか。 出演予定だったカルメン・マキは前週のセッションの時点で既に風邪を引いており、声が出ずに出演をキャンセルしたが、後述のアルバム用にトラックダウンする過程でヴォーカルをオーバーダビングしている。 演奏は9ケ月後に大フレイクするいわゆる「ゴダイゴ」の印象は全くなく、まさにクロスオーバー・ミュージックである。

このセッションの模様は「プレイヤー」(月間ヤングメイツ・ミュージック刊)78年5月号で特集された。
また16チャンネル・レコーダーで録音され、後に「カレイドスコープ」というタイトルでコロムビアからリリースされた。

 

CREDITS
Personality 菅野沖彦
Players ロックサイドのメンバー                
ミッキー吉野: Keyboards
竹田和夫: Guitars
土屋昌巳: Guitars
井上憲一: Guitars
スティーヴ・フォックス: Bass, Vocals
トミー・スナイダー: Drums, Vocals
ジョージ紫: Organ
ジョン山崎: Electric Piano
 
ジャズ・サイドのメンバー
渡辺香津美: Guitars
土岐英史: Soprano Sax
向井滋春: Trombone
村上秀一: Drums
松本博: Piano
横山達治: Percussions
植松孝夫: Tenor Sax
岡沢茂: Bass
酒井俊: Vocal
  

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