ア・ボーリング・ディ(A BORING DAY)

クレジット Yoko Narahashi-Mickie Yoshino
主な音源/演奏メンバー アワー・ディケイド ゴダイゴ MarkIII
コメント ゴダイゴのオリジナル曲。 リード・ヴォーカルはタケカワユキヒデ。

アルバム「アワー・ディケイド」に収録されている。

シャッフル・ブギーの軽快なリズムの上で、タケカワが強弱による表情付けを意識したヴォーカルを聞かせる、ユニークな曲である。 すこしダル目なAメロに、アクセントをつけたBメロ、そして再びダルく「そして僕らの気付かないうちに80年代がやってくる」とシニカルなフレーズのCメロが歌われる。
メロディというよりは、歌とサウンドが一体になった雰囲気で聞かせるタイプの曲である。
ヴォーカル、コーラス、そしてきらびやかなシンセの音色がトリップするような真空状態を表現している。

アルバムのライナーノーツに書かれたコメントは次の通り。
「この歌はいわば1970年代の概要のようなもので、幕開けはじつに華々しかったが、世の中は次第に退屈そのものになってきた。そして、本当はそれほど素晴らしいくないものがいかにも素晴らしいもののように思えてきた−それが”特別なチリ”だ。(月の上で探し出された小石は”月の石”と名付けられ貴重なものとなった。)」

間奏・エンディングのギター・フレーズも含め、演奏は全てかっちりとアレンジされたものである。
アワー・ディケイドは「コンセプト・アルバム」ということを非常に強く意識して作られたアルバムで、曲順もリズムやサウンドの対比等を考えて作られていると思われる。この曲から「イミテーション」への流れも、それが強く感じられる。

アルバム発表後の79年夏のライヴでは演奏され ており、ここではAメロがタケカワとスティーヴ・フォックスのツイン・ヴォーカルで、Bメロ以降はタケカワのソロ〜"And before we even know it"のフレーズはスティーヴのソロ〜そして最後の"It will be 1980 soon"は全員のコーラスという構成だった。

 

その他 曲の冒頭で交わされている会話はファンクラブ会報36号に収録されている。
最初に喋るのはタケカワだと思っている人も多いが、彼ののコメントは次のとおりである。
「私の声と聴こえるのはあれはジョニー野村の声なのであります。女性の声はミッキーの(元)奥さんのジェニーであります。ジョニーとトミーとスティーヴとジェニーが何かワケのわからないことを言っているのだ。僕はあの部分の録音に居合わせていないので全然わかんないのであります。ちなみにジョニーというのは非常に僕と声が似ているらしく、電話だと僕なのかジョニーなのか家族でも間違えることがあるのです。(歌うと違うけどね)」
そして、会話の内容は以下の通りである。(A:ジョニー/B:トミー/C:スティーヴ/D:ジェニー)

A: Ah, Again! They're sending another one up?
B: Wow! I don't believe it! I sure would like to know what they can see up there!
A: We know already. Nothing much.  
B: Oh, Come on, man. We've got to get back to work.
C: Ten.
D: Ten.
C: Nine.
D: Nine.
C: Eight.
D: Seven.
C: Seven.
D: Honey, Can I try that over again?
C: Six. Five. Four. Three. Two....
D: Wait! Wait! Oh! No!
C: One. Lift Up!

A: え?また打ち上げるの?
B: シンジラレナイよ! いったい何があそこにあるっていうんだろ!
A: わかってるじゃん。大したものはないよ。
B: あぁ、もう仕事にもどらなきゃ。
C: 10
D: 10
C: 9
D: 9
C: 8
D: 7(カウントを間違える)
C: 7
D: ねぇ、もう一度やり直していい?
C: 6...5...4...3...2...
D: ちょっと!ちょっと!うわっ!
C: 1...発射!

 

   

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