プログレス・アンド・ハーモニー(PROGRESS AND HARMONY)

クレジット Yoko Narahashi-Yukihide Takekawa
主な音源/演奏メンバー アワー・ディケイド ゴダイゴ MarkIII
マジック・カプセル
マジック・カプセル(映像版)
コメント ゴダイゴのオリジナル曲。 リード・ヴォーカルはタケカワユキヒデ。

アルバム「アワー・ディケイド」の冒頭を飾る佳曲。

同アルバムは70年代の出来事をテーマにしており、この曲はその中でも日本にとって象徴的な出来事であった70年の大阪万国博覧会のテーマであった「人類の進歩と調和」を採り上げている。

冒頭のア・カペラのコーラスは、レコードではスティーヴ・フォックスの低音と女声コーラスが目立っているが、ライヴではメンバー全員によるものだった。

アレンジはミッキー吉野のピアノとオルガンがメインになっているが、浅野孝己のギター・アルペジオによるバッキングや、キッチリとアレンジされたギターソロ(ミッキーが譜面を書いたものと思われる)、そしてAメロでゆったりとリズムを取り、サビで俄然躍動的に動くスティーヴのベースなど、ミッキーのアレンジの工夫が随所に感じられる。

アルバムのライナーノーツに書かれたコメントは次の通り。
「70年代の万国博覧会のテーマは"人類の進歩と調和"だった。その言葉どおり、70年代は期待と希望と共に幕を開けた。(音楽の分野においても、人々はビートルズに次ぐヒーローの出現を期待していた。)しかし、70年代に入っても、私たちの期待に応えてくれるような出来事は何も起こりそうになかった。やがて、一般の人々の関心は、"進歩と調和"から大きく外れた方向へと押し流れていきはじめた。」

映画「マジック・カプセル」にも映像が収録されている他、79年のコンサートではよく演奏されており、放送音源でもよく聞く(見る)機会のあった曲だった。 ライヴ・アルバム「マジック・カプセル」にも収録されている。

アルバム「アワー・ディケイド」のエンディングでもこの曲のサビの部分をアップテンポにしたものが「リフレイン」として使われている。
 

その他

大阪万博では、ミッキー吉野が冨田勲の書いた東芝IHI館のテーマ曲にハモンド・オルガンで参加している。また、プロデューサーのジョニー野村もスタッフとして参加していた。

大阪万博は、つくば博や愛知万博の比ではなく、日本中が熱狂したイベントであったことは、当時の世相をリアルタイムで取り上げている「サザエさん」 (4コマ漫画の方)でも度々採り上げられていることでよくわかる。
東京オリンピックと並んで、戦後日本の復興のモニュメントと言えるイベントだったのだろう。

奈良橋陽子の家族も万博の運営に関与しており、ジョニー野村と奈良橋陽子が70年代というテーマを前にして真っ先に頭に浮かんだのが、この「人類の進歩と調和」というテーマだったと思われる。

 

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