想い出を君に託そう(IF YOU ARE PASSING BY THAT WAY)

クレジット Yoko Narahashi - Yukihide Takekawa
主な音源/演奏メンバー ゴダイゴ(組曲:新創世紀) ゴダイゴ MarkII
THE WATER MARGIN (UK盤)
シングル「If You Are Passing By That Way」
(UK盤)
GODIEGO in 東大寺 ゴダイゴ MarkVI
コメント ゴダイゴのオリジナル曲。 リード・ヴォーカルはタケカワユキヒデ。

デビュー・アルバム「 ゴダイゴ(組曲:新創世紀)」の冒頭に収められているゴダイゴ初期の名曲の一つ。同アルバムで浅野良治がドラムを叩いているのはこの曲と「僕のサラダガール」の2曲だけである(他は原田裕臣)。

プログレ・ポップの雰囲気が漂うミッキー吉野のアレンジのセンスが実に素晴らしい、ゴダイゴの音楽性を語る上で欠かせない名曲と言える。

空間の広がりを感じさせるシンセ(ローランド システム700)のヴォイシングと、静かにリズムを刻むアコースティック・ギターで始まり、タケカワのヴォーカルが"If you are passing by that way〜"と入ってくる。これを追いかける形で被さってくるセカンド・ヴォーカルもタケカワユキヒデである。
シンセ同様、ギターの演奏が素晴らしく、サビの部分で大きくうねるギターのオブリガードが印象的である。

イギリスでシングルA面としてリリースされていた(c/w「男たちの凱歌」)。 このUK版シングルは曲の入りが少し遅く、アコースティック・ギターのコード・ストロークのあたりからフェード・インしてくる。

ステージで再現するのが難しそうな曲だが、77年1月にNHK FMで放送されたスタジオ・ライヴでは見事に再現されている。 また、2006年5月の東大寺のコンサートでも演奏された。

 

その他 1976年にATG映画「青春の殺人者」の中で使用された。

70〜80年代のゴダイゴのプロデューサーだったジョニー野村は、「ゴダイゴ 永遠のオデュッセイア」(1980年徳間書店刊)の中で、作詞を担当した奈良橋陽子(ジョニーの当時の奥さん)のエピソードを次のように語っている。
「カナダにいた時、ヨーコが、柳の木がどうのこうの、とかの詞を書いてきたのね。『あなたがあっちのほう通ったら、どうなったか教えて。今どうなっているのか知りたいのよ。私のかわりに見てきて・・・・』 それだけの詞よ。そのなかで、ものすごくいろんなことがいえてるわけよ。」

 

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