ラスト・アワー(LAST HOUR)

クレジット Yoko Narahashi-Yukihide Takekawa
主な音源/演奏メンバー デッド・エンド ゴダイゴ MarkIII
コメント ゴダイゴのオリジナル曲。 リード・ヴォーカルはタケカワユキヒデ。

アルバム「デッド・エンド」のA面ラストを飾る佳曲。 最後の瞬間の「平安」を模索する瞑想的な歌詞は、奈良橋陽子が交通事故に遇って死の瞬間を考えた時に体験に基づくものだという。 歌詞と言い、ピアノをメインに、オルガンとバンドが荘重な雰囲気を醸し出しているところは、まさに"Let it be"である。

同アルバムはコンセプト・アルバムとして、サウンド的にも歌詞の面からも構成に心配りがされている。 このA面で言えば、「優しく、力強く生きたい」と誓う「時の落とし子」に続き、都会の孤独を唄う2曲、そして袋小路にはまり込んだ「デッド・エンド〜ラヴ・フラワーズ・プロフェシー」と続き、最後にこの曲で締めくくられる。 「『袋小路』こそ俺達のスペース・オペラだ!!」という帯のコピーに恥じないものである。

放送音源では78年2月5日のFM東京「DENONライヴ・コンサート」で演奏されている。
ファンクラブ会報10号の78年3月27日九段会館のコンサートのセットリストでも同曲が演奏されたことになっている。  

 

その他

喜多條忠が日本語詞を付け、「十八歳、海へ」というタイトルで加橋かつみがレコーディングしている。 この曲は、同名のにっかつ映画(主演:森下愛子)の主題歌として使用され、シングルでもリリースされた(B面もゴダイゴの 未発表曲「ウォーニング」を加橋かつみが「夕陽を追って」として唄っている)。

 

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