デッド・エンド〜ラヴ・フラワーズ・プロフェシー(DEAD END〜LOVE FLOWERS PROPHECY)

クレジット Yoko Narahashi-Yukihide Takekawa/Tommy Snyder-Steve Schoenberg
主な音源/演奏メンバー デッド・エンド ゴダイゴ MarkIII
マジック・カプセル
インターミッション ゴダイゴ MarkV
インターミッション(映像版)
復活!ゴダイゴ・ジャパン・ツアー1999 ゴダイゴ MarkVI
GODIEGO in 東大寺
コメント ゴダイゴのオリジナル曲。 リード・ヴォーカルはタケカワユキヒデ。

ゴダイゴの実質上のファースト・アルバムと言われる「デッド・エンド」のタイトル曲。

タイトルにもある通り、二つの曲が組み合わさっているが、メドレーというより「組曲」として二つでひとつの曲となっており、それぞれが単独で演奏されることはない。 

79年以降のライヴでは中間部の"Like the fire〜"の部分をトミー・スナイダーが歌っている(78年まではTV・ラジオ等では女声コーラスが起用されていたか、もしくはこの部分のコーラスは省略されていた)。

イントロから力強いミッキー吉野のピアノで始まり、途中でシンセ・ソロも入るが基本的にミッキーのピアノのバッキングがメインになっている。 ギターはカッティングがほとんどで、チャーが78年に「ミュージック・フェア」で一緒にやった時も、チャーはイントロでこそ「ギュイーン」というアーミングのフレーズを入れていたが曲に入ってからはカッティングに徹していた。 TOTOの全盛期に、デヴィッド・ペイチはロック・キーボードと言えばハモンド・オルガンと言われていたところに、ピアノによるコードのバッキングでリズムを打ち出し、その上にスティーヴ・ポーカロのシンセが重なることで新しいサウンドを生み出したと評価されていたが、ここでもミッキーのプレイも同じ様に日本ではかなり革新的なプレイだったのではないかと思う。 

最初に別々に出てきたメロディが、盛り上がる部分で重なって歌われるという曲の構成は後に「レナ」でも使われていたが、実にカッコ良い。ゴダイゴの曲の中ではそのハードかつメロディアスなサウンドでロック寄りのファンにも高い支持を得ている名曲である。

ライヴでも良く演奏されており、放送音源としては前述の「ミュージック・フェア」(フジテレビ)でのチャーとの共演の他、78年2月5日のFM東京「DENONライヴ・コンサート」や78年4月の「ロックおもしロック」(テレビ東京)そして78年7月の「ザ・ポップ」(フジテレビ)等が挙げられる。

 

その他

映画「瞳の中の訪問者」でゴダイゴがチョイ役出演した時にも使用されていた。

99年の再結成、06年の再始動後にも演奏されており、07年10月の渋谷C.C. Lemon Hallでのライヴもこの曲で始まった。

 

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