スプリンター・リフトバック(SPLINTER LIFTBACK/TRAVELING ON A SUNDECK/SUNSHINE ON ME)
クレジット | Yoko Narahashi-Yukihide Takekawa | |
主な音源/演奏メンバー | 販促用シングル「Traveling on a sundeck」 | タケカワユキヒデ名義(ゴダイゴ(MarkI)) |
トヨタ自動車販売「スプリンター・リフトバック」CM | ||
CMソング・グラフィティ | ゴダイゴ(MarkIII) | |
コメント | ゴダイゴのオリジナル曲。
リード・ヴォーカルはタケカワユキヒデ。
オリジナルはタケカワに来たCMソング(制作は75年と推測される)で、76年に「Traveling on a
Sundeck」の名前で販促用シングル(B面は同曲のインスト)が製作され、ゴダイゴ・ファンクラブの会報にも同曲名で楽譜が載せられていた。 イントロなしでアコースティック・ギターのカッティングと共にタケのヴォーカルで始まり、サビの前にピアノのクロマティック・スケールのブリッジがあり、ここで一気にバンドの音となる。販促シングルヴァージョン(CMヴァージョンとほぼ同じらしい)ではこのブリッジにエレキギターとストリングスも入っているので、ピアノがメインのアルバム版に比べやや大仰な感じがする。 間奏も販促シングル版は口笛風のシンセが歌のメロディをなぞっているが、アルバム版は浅野氏のシングルコイル系のナチュラルなトーンでもギター・ソロ(良くまとまったソロである)。シングルB面でのインストは、同曲のヴォーカルのメロディをサックスで演奏している (ミッキー吉野によれば、おそらく村岡健ではないかとのこと)。 全体的な印象としては、シングル・バージョンはストリングス等が入っているものの、まだ練り上げられていない感じがする。 アルバム版はストリングスの替わりにフェイザーのかかったシンセが入っており、ピアノのバッキングとマッチしていて心地よいサウンドになっている他、ベースラインもよりキマっている。 ファンクラブ会報10号の78年3月27日九段会館のコンサートのセットリストでは同曲が演奏されたことになっている。放送音源では78年2月5日のFM東京「DENONライヴ・コンサート」でメドレーの一部として演奏されている他、78年4月の東京12チャンネルの「ロックおもしロック」でも演奏されたことがある。 「CMソング〜」のライナーでのタケカワのコメントは「裏面のトップは、やはり、レコードにしてほしいと要望の多かった、この曲なんだけど、この曲も僕等は、何回、録音したんだろう。 でも、今回の新しいこの録音が、今までで一番いいことは、間違いないよ。」である。
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その他 |
「アワー・フェイバリット・ソングス」等に参加している英国のデュオである「スプリンター」(ジョージ・ハリソンのダークホース・レーベルに所属していた)は同曲を一部変えて(歌詞の"Sprinter
Liftback" を"Sunshine on me"とする等)、日本でシングルをリリースした(曲名は「Sunshine on
me」)。バッキングにはゴダイゴが参加しているという説もある。
ゴダイゴがデビューした1976年付の販促用シングルのクレジットが「タケカワユキヒデ」となっているのは、76年初のキャンペーンだったため(ゴダイゴとしてのデビューは4月)と思われる。トヨタのスプリンター・リフトバックは76年1月に発表されている。
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