モーニング・アフター(THE MORNING AFTER)

クレジット Yoko Narahashi-Yukihide Takekawa
主な音源/演奏メンバー アヲハタ「マーマレード」CM ゴダイゴ MarkII
CMソング・グラフィティ ゴダイゴ MarkIII
コメント ゴダイゴのオリジナル曲。 リード・ヴォーカルはタケカワユキヒデ。

アヲハタ・マーマレードのCMソングとして製作された。
一目ぼれした人の彼女を「今晩だけでいいから」と口説くという、あまりゴダイゴにはないタイプの歌詞である。

CM版は76年に放映されていたので、浅野良治がドラムだった頃の録音である。

レコードに収録されたテイクは、ドラマーがトミー・スナイダーに交代した後の録音で、イントロなしで唄から始まるあたりが初期のビートルズを思わせる。 サウンド的には浅野孝己のギターのバッキングが効いている。 メロディに寄り添う感じで、Aメロの裏打ちのカッティングからBメロの"To the morning after, the morning after〜"のあたりで突込み気味に単音のフレーズが入るところは、ミッキー吉野のアレンジのセンスの良さが伺える。 トミーのドラムも生き生きとフィルインを叩き出しており、また間奏ではフルートソロも担当している。

アルバム「CMソング・グラフィティ」に収録されている。 放送音源では78年2月5日のFM東京「DENONライヴ・コンサート」でメドレーの一部として演奏されている。

ファンクラブ会報10号の78年3月27日九段会館のコンサートのセットリストでは同曲が演奏されたことになっている。

ちなみに「CMソング〜」のライナーでのタケカワのコメントは「未発表のCMの曲の中で、一番、レコードにしてほしいと要望のあったのがこの曲。おまけに、Tommyの吹くフルートまで聞けるよ」である。  

 

その他

アヲハタのCMでは、女優/モデルのマーゴ・ヘミングウェイが白いシーツに包まって、瓶のマーマレードを指につけて舐めるというセクシー路線のものだった。 このCMは2005年11月4日(金)の「幸せって何だっけ〜カズカズの宝話〜」 (フジテレビ)にタケカワユキヒデが出演した際に番組内で放映された。
ファンクラブ会報1号(76年)では、「アヲハタマーマレードのCMを知っていますか?女の人がシーツにくるまってマーマレードをペロペロと、こんなCM見た事ない?音楽はタケの作曲によるもの。GODIEGO演奏です。じっくり聞いて!見て!」と、このCMが紹介されている。

ファンクラブ会報32号のQ&Aコーナーで「一番短い時間で作曲した曲は何ですか?」の問いに、タケカワは「"Morning After" 電話で歌詞を書き取っている内に出来てしまいました。」と答えている。

 

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