77年12月11日（日）に後楽園球場で行われたアメリカン・カレッジ・フットボール（正確には全米大学体育協会（NCAA：National Collegiate Athletic Association）フットボール）の公式戦「ミラージュ・ボウル」のテーマとして製作された（"アメリカに行くか、アメリカを呼ぶか"がキャッチフレーズだったらしい。尚、日本初の公式戦という説もあるが、実は前年に行われた「パイオニア・ボウル」が最初という説もある。一部リーグ公式戦シーズンゲーム最終戦を日本で行うというもので、85年までの18回行われた）。77年はグランブリング大 (Grambling) VSテンプル大 (Temple) だった。　

ゴダイゴは12月10日（土）に行われた前夜祭に両大学のマーチング・バンドやWAR等と出演、この曲をお披露目した。

また、このイベントのスポンサーであった三菱自動車の「ミラージュ」のCMソングとしても使用された。
シングル・リリース（c/w「水滸伝のテーマ」）された他、アルバム「CMソング・グラフィティ」にも収録されている。

トミー・スナイダーのドラム・ソロに続きミッキー吉野のファンファーレ風のシンセサイザー（ローランドのシンセをイコライジングしてミニムーグ風の音にしているらしい）で華やかに始まり、ギターのリフとうぃぃぃぃんと昇っていくシンセに導かれてタケカワの弾けるヴォーカルが「It's a fantasy!」と飛び込んでくる、名盤「CMソング・グラフィティ」冒頭を飾るに相応しい佳曲と言える。　

サビではベースとユニゾンで「ボン・ボン〜」と歌うスティーヴ・フォックスのヴォーカルも聞ける。　
ミッキーは、時々やることだが、タケカワの曲が出来る前にアレンジを固めていたらしい。

ライヴでは上述の通り「ミラージュ・ボウル」前夜祭で演奏（このイベントの一部はTV放映された）され、 翌年の前夜祭でも演奏された（こちらもTV放映されている）。その他78年1月2日「出没おもしろマップ」（テレビ朝日）出演時や82年のTV番組「ヤングプラザ」出演時にも演奏された。

「CMソング・グラフィティ」のライナーでのタケカワのコメントは「軽快なドラムソロの後にファンファーレ風のシンセサイザーで、華々しく登場してくるのが、この曲。実は僕等の一番新しいシングルでもある訳なんだけど、最近著しく、Vocalの方面に活躍して来たスティーヴのMr. Bass Manぶりが、何とも言えなく、いいんだ。」である。