GODIEGO DISCOGRAPHY

TITLE
銀河鉄道999
DATA
1979年7月1日
日本コロムビア CK-537
リリース当初約67万枚のセールス。チャート2位(オリコン)。



 

SONGS

A 銀河鉄道999(日本語版)/The Galaxy Express 999
B テイキング・オフ!!/Taking Off !
REVIEW
ゴダイゴの11thシングル。 松本零士原作の同名アニメ映画のサウンドトラックとして製作された。

「ガンダーラ」、「モンキー・マジック」、「ビューティフル・ネーム」と順調にヒットを飛ばしてきたゴダイゴがとどめとして放ったスマッシュ・ヒットがこのシングルである。 映画も大ヒット、シングルも大ヒットで、「ザ・ベストテン」でもその前の3曲はアリスの「チャンピオン」がつかえてて取れなかった1位をついに取ることが出来た。

 「999」はタケのヴォーカルのエコーのかかり方が素晴らしく良く、スペイシーな感じがする。
アレンジや演奏は少し淡白に過ぎるきらいがあるが、これは作曲から録音まで1週間しかないという状況で作られたせいもある。

「テイキング・オフ!」も「999」に劣らない名曲で、鉄郎を乗せた999号が最初に離陸していくところで非常に効果的に使用されていた。間奏の浅野孝己のブライトなトーン( フェンダーのシンラインらしい)でのコンパクトにまとまったソロは実に良い演奏である。

 

EPISODES

そもそもタケカワユキヒデは「テイキング・オフ!」の方を(イメージ的にも)シングルのA面に考えていたが、「999」の出来が良かったのと、やはりタイトルが同じ方が良いだろうということでこれをA面にしたとファンクラブ会報28号で語っていた。

また、「999」は当初タケはゆっくりしたテンポでデモテープを作って来たが、ミッキー吉野がアレンジの際にテンポを上げたことでグッと良くなったとのこと。

スティーヴ・フォックスは、この曲をディスコっぽいという理由であまり好んでいなかったとのこと。

これら2曲はサントラ・アルバムの「交響詩 銀河鉄道999」にも収録されているが、これは映画で使用されたもので間奏がカットされている(録音はシングル収録版と同じ)。

「999」はカセット版ベスト等に英語版が収録され、後にCDにも収められたが、「テイキング〜」の英語版はリリースされず、同映画関連の本や雑誌で歌詞が紹介されるのみだった。
アメリカで発売された同映画のビデオでは、ゴダイゴの日本語版に英語字幕がついたものか、「テイキング〜」を別歌詞でアメリカ人が歌ったもの(エンディングの「999」は丸々カット)しか確認されていない。

韓国で同映画の韓国版(「ウナチョルド999」)が放映されたころ、日本語を映画等でそのまま使うことが出来なかったため、画面の日本語の部分(例えば日本語で書かれた銀河鉄道のパス(切符)がうつるところ)はハングル語の映像に差し替えられており、ゴダイゴの唄は英語版が使用されていた。この韓国語吹き替え版は、2000年代に入ってからも韓国のケーブルTVで放映されたことがある。
現在では日本語も解禁されているので、韓国語DVDでの映像はオリジナルのままである。ただし、音声を韓国語吹き替え版にすると、英語版の999とテイキング・オフを聞くことが出来る。しかもここでの英語版「銀河鉄道999」はいわゆる公式発表版とヴォーカルのテイクが異なっている(演奏は同じ)。

  

     
「銀河鉄道999」のシングルには劇中で使用されたかおりくみこの「やさしくしないで」とインストの「惑星メーテルのテーマ」をカップリングしたマキシ・シングルや、町田義人の歌う「サイボーグ999」の主題歌とカップリングされたCDシングルも存在する。
CREDITS
Producer ジョニー野村
Engineer 鈴木慶三 & 宮本良夫(推測)
Arranger ミッキー吉野
Players G-Personnel : MarkIII
タケカワユキヒデ: Vocals
ミッキー吉野: Keyboards
浅野孝己: Guitars
スティーヴ・フォックス: Bass
トミー・スナイダー: Drums
Designer & Photographer 絵(メーテル):松本零士 
 

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