岸本 ’Swami’ 博 (きしもと ひろし)

楽器 Trumpets, Chorus, Drums, Percussions。
コメント ゴダイゴ・ホーンズのリーダー格。

ゴダイゴ・ホーンズの第一次、二次、三次、四次(インターミッション)に参加した。

1951年(もしくは52年)生まれ。
ミッキー吉野とバークリー音楽院で同窓で、ゴダイゴのホーン・セクションを取り仕切っていた。 バークリー在学中に当時の人気黒人グループ「OJAYS」にトランペットで参加。 帰国後はスタジオ・ミュージシャンとして活動していたが、ゴダイゴがホーン・セクションを加えることにしたため、これに参加する。

「マジック・カプセル」や「カトマンドゥー」、「M.O.R.」、タケカワユキヒデのソロ「レナ」等にホーン・アレンジでクレジットされている他、トミー・スナイダーのソロ「ゼア・カムズ・ア・タイム」では共同プロデュースも担当している他、「テイク・ア・ルック」でもアレンジに関わっている。 特に 「M.O.R.」のホーンの部分はほとんど彼が仕切っており、メンバーはあまり関与していなかったらしい。

プレーヤーとしてはレコードのクレジットは「マジック・カプセル」、「カトマンドゥー」、「M.O.R.」、「中国 后醍醐」、「平和組曲」、「インターミッション」で、クレジットが入っていないところではシングル「リターン・トゥ・アフリカ」、「ポートピア」、「神様何故愛にも国境があるの」が挙げられる。

テレビやコンサートで、トミーがハンドマイクやピアノで歌う時は、ドラムを叩いていた(時々ミッキーも叩いていた様だが)。また、 「ビューティフル・ネーム」の合唱シーンでトミーが前に出ていく時も、彼がドラムを叩いていた。 ゴダイゴ解散後も「PAN」のメンバーとして、又PAN SCHOOL OF MUSICに参加する等ミッキーとの交友は続いている。

南佳孝のシングルやアルバムで時々アレンジのクレジットがある。 「地球(テラ)へ...」のエンディングテーマである「愛の惑星 All we need is love」のアレンジをミッキーと共同でやっている。

ゴダイゴランド等のラジオにも、ゲストでよく出演していた。

80年7月の「平凡」で「いま広がるゴダイゴの仲間たち」という特集が組まれた時の彼のコメントは次の通り。 「トランペットとホーンズのアレンジを担当しているスワミ・ヒロシです。 アメリカのバークリー音楽大学でミッキーやスティーヴといしょに4年間 勉強したんです。 だから当時のからの顔見知りのトミーやこのメンバーの昔話なら何でも知ってるヨ。 浅野氏とは、かれもけっこう茶目っ気が旺盛なんで気が合うんだよね。 今日はうまくダマされてローラー・ディスコ なんかにきちゃてすべれないもんだから、こんなみっともないまねしているけどいつもは浅野氏よりカッコいいから応援してね。 でも実際は同い歳なんだけど、浅野氏にはなんでも負けてばかりなだ でもこの洋服だけは勝ってるでしょう。 ボクのほうが目立ちますよね 本当は宗教的なことでこんなハデな色着てるんだけど、とにかく納得。 (写真は、ローラーディスコで滑る浅野氏+ファンと転んでる岸本氏。服はピンク)」

宗教的と言えば、当時「岸本博」の代わりに「スワミ・ヒロシ」と名乗っていたのは、インド哲学の影響があったのではないかと推測される(「スワミ」はヒンドゥーの尊称らしい)。 
当時のライブの映像でも、ゴダイゴ・ホーンズ(第三次)の面々がダーク・ピンクの袈裟の様な衣装を着ているところが見られる。 60〜70年代はミュージシャンのインド哲学への傾倒があり、ビートルズもインドを訪れジョージ・ハリソンがインド音楽にハマったのは有名な話であるし、ジャズ・サックスの巨人ジョン・コルトレーンを始めジャズ/フュージョン・ギタリストのジョン・マクラフリンやカルロス・サンタナ、そしてジェフ・ベックの「ワイアード」のドラムで有名なマイケル・ウォルデン等はインド哲学のスリ・チンモイ師に弟子入りしている。 マクラフリンはスリ・チンモイ師から与えられた法名「マハヴィシュヌ」を、ウォルデンは「ナーラダ」をそれぞれ冠して活動をしている。
上述のインタビューでは、「スワミ・ヒロシ」のみならず、井口秀夫と松風鉱一もそれぞれ「ホーニー井口」、「グッキー松風」と名乗っているが、彼らがどの位インド哲学に傾倒していたのかは定かではない^^。 作・編曲で携わったものとしてはゴダイゴ関係以外には西田ひかる(みなと未来)、早見優(アメリカン・キッズ)、郷ひろみ(ジゴロ)、冨田靖子(あさきゆめみし)等がある。 また、コカコーラやレナウン等のCMも担当した。

トランペットやフリューゲル・ホーンの他に、コーラスも得意で多くのアルバムに参加している。
最近ではプロモーション・ビデオの製作等、映像関係にも手を染めているとのこと。

2004年にはミッキー吉野と共に映画「スウィング・ガールズ」(アルタミラ・ピクチャーズ)の音楽を担当し、第28回「日本アカデミー賞」最優秀音楽賞、第46回「輝く!日本レコード大賞」企画賞、第19回「日本ゴールドティスク大賞」サウンドトラック・アルバム・オブ・ザ・イヤー等の賞を受賞した。

 

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