吉澤洋治

主な担当楽器 Bass, Guitars, Vocal
生年月日・出身 1957年1月31日 東京都出身。
本名 吉澤 洋治(よしざわ ようじ)。
ニックネーム 洋治

ゴダイゴのベーシスト。

80年8月にスティーヴ・フォックスの後任としてバンドに参加、85年5月の活動停止(インターミッション)まで活動した。

11〜15才の間ロンドンで育つ。帰国後インターナショナル・スクールに在学中にバンドを始める。 その後渡米して大学時代はNYで過ごし、逆留学で国際基督教大学に入学、卒業生であるジョニー野村と知り合う。

80年タケカワユキヒデ、奈良橋陽子が参加していたミュージカル「ヘアー」でギターを担当し、同年スティーヴ・フォックスの後任ベーシストとしてゴダイゴに加入する。 加入直後のLD「ゴダイゴ・オン・シルクロード」でも、さりげなく数箇所に登場している。 80年8月23日の雑誌「平凡」に、新メンバー情報が名前不明で公開され、同8月25日のTV「スター千一夜」で始めてお披露目となった。 元々ギタリストでもあり、ゴダイゴ在籍時の後半にはクラシック・ギター等の活動もしていたため、ピックを使用してプレイしていることがある。 「モンキー・マジック」のサビのチョッパー・フレーズも、YESのクリス・スクワイアばりにピックでバキバキやっていたりする。 レコーディングでも何曲かギターを弾いており、その場合は浅野孝己がベースを担当している他、アルバム「フラワー」ではマンドリンも演奏している。

本人の選ぶベスト・プレイは、ギターでは「ロンリネス」やサウンドトラック「遥かなる走路」での数曲、ベースでは「キャラバンサライ」、「魔法のあかり」等である。 ベース・ソロは残されている音源としては、80年の天津ライヴのTV放映「ロックが中国に入った日」におけるメンバー紹介でのソロや、「平和組曲」収録の「ユー・ゴット・ア・フレンド」等で披露されている。 ピックで弾いている様な速いパッセージのソロである。

ヴォーカルはコーラスが中心だが、ライヴではリード・ヴォーカルを取ることもあり、「フラワー」に収録された「アイ・キャント・レット・ゴー」は元々彼のヴォーカルをフィーチャーしたものだった。
また80年の代々木国立体育館でのクリスマス・ライヴ放映「ゴダイゴ・イン・クリスマス」・同時期のNHK「テレビファソラシド」で「ホワイト・クリスマス」をルイ・アームストロングやエルヴィス・プレスリーの物真似で演っているのが残されている。

愛犬家で、大きな犬を飼っているらしいが、「飼い犬に手をかまれ」て、ファイナル・ライヴの折りには左手に包帯を巻いて登場していた。

ソロ・アルバムやシングルは発表しておらず、解散後はミッキー吉野のプロジェクトやPAN SCHOOL OF MUSICに参加した他、独自にクラシック・ギターでリコーダー(吉沢 実氏)等と現代音楽的なアプローチのユニットを組んで活動していた。 このユニットの「A room with a mosquito」(神奈川TVの気分は『Natural High』で使用)は本人の選ぶ自己の音楽作品のBESTとのこと。 作曲にはゴダイゴ時代から手を染めており、「若き血に燃ゆる」のテーマ曲の作曲等にもコミットしているらしい。

ソロ活動で一緒にやったミュージシャンはジャズではPaul Jackson、Tim Donahue、峰康介、古沢良次郎、Edward Morris、Loumel Morgan、Gene Roland等で、クラシックでは吉沢実とのジョイントの他、東京古楽集団と数年にわたり、国内ツアーを行った。 吉澤バンドとしては斎藤純、Scott Latham、寺下誠、二の宮直樹、 阿部正隆等と共にライブハウスなどに出演していた。

現在は実業界に転身、プロフェッショナルとしての音楽活動からは引退しているが、Tim DonahueやPaul Jacksonとたまにセッションをしたり東京のライブハウスで新進若手のジャズ・ミュージシャンと演奏している。  

 

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