トミー・スナイダー
主な担当楽器 | Drums, Percussions, Vocal | |
生年月日・出身 | 1952年12月20日 アメリカ合衆国 マサチューセッツ州出身。 | |
本名 | THOMAS CHATER SNYDER。 | |
ニックネーム | トミー。 | |
ゴダイゴのドラマー。
マサチューセッツ州スプリングフィールド生。 69年シニア・ハイスクール3年の時に「オーフィアス(Orpheus)」というバンドに参加、東海岸を中心に活動した。 同バンドは60年代後半にボストニアン・レコードから「Can't Find the Time to Tell You」というヒット曲を出しているが、トミーはレコーディングには参加していない。 その後70年頃にコミューン(ルネッサンス・チャーチ)に入り、「スピリット・イン・フレッシュ(Spirit in Flesh)」というバンドに参加、全米・カナダツアーやセッション活動等を行う。 同バンドは70年「Spirit in Flesh」というアルバムを一枚残している。トミーは"Tom Snyder"としてヴィブラフォンでクレジットされているが、実際にはドラムも少し叩いているとのこと。 74年頃、このコミューンで当時渡米していたミッキー、スティーヴ・フォックスと出会う(この辺りの話はスティーヴの著書「Who am I?」クレスト社を参照)。 「スピリット・イン・フレッシュ」は1975年に脱退した。 そしてスティーブがアメリカの友人に書いた手紙をトミーが受け取ったことが縁で浅野良治脱退後の後任ドラマーとしてゴダイゴに参加することになった。77年3月14日、加入が決まった数日後には来日し、その後解散までゴダイゴのドラムを担当した。 ドラミングで特筆されるべきなのは、手数の多さである。ドラムソロは勿論、フィルインも実に雄弁である。トミーのドラミングにはリズム・マシンには出せない味があり、それが存在価値となっている。ノっている時のトミーのプレイは、「歓び」という言葉がぴったり来る様な躍動感がある。チャーがトミーとやりたがったのも、そういう煽られる部分を感じていたからと思われる。 打楽器系の他にまた、ピアノやフルートも得意で、ステージなどでもプレイしていた。 伸びのあるヴォーカルも、ゴダイゴNo.2のリード・ヴォーカルとして重要な役割を担っていた。ゴダイゴ以外にも大野雄二のYou & Explosion Bandのレコーディング等に起用されていた。 最近は声が重くなった分、ソウルフルなヴォーカルになってきている。 ゴダイゴの後期は日本語が上達し、関西系のTV「ヤングプラザ」に出演した際など、コミカルな切り返しで島田紳介や西川のりおを煙に巻いていた。 ゴダイゴ在籍中からソロ・アルバムを発表、解散後もCMソング等を多数作成し、Rolandのデモンストレーターもやっていた。 サザン・オールスターズの桑田佳祐との親交は有名で、Kuwata Bandの英語詞に始まり、サザンの曲の英語部分や、企画物でのサザンの曲の英語カバーでの英語詞も担当しているだけでなく、桑田が監督した「稲村ジェーン」にもGI役で出演している。 現在はフランス(パリ)に在住、主宰する「HAYAMAレーベル」でいくつかソロ・アルバムをリリースしている他、フランスのディスコ関係のディスクにヴォーカルやDJで参加、日本でもCMソングを担当する等活動している。 RolandやTAMAとの付き合いは続いており、RolandのHandsonicでは開発にも関わり、製品発表会やクリニック等で欧州各地を回ることもある。 ソングライターとしては作詞・作曲の両方に手を染めており、解散後はCMソング等製作側では安定した成果を挙げていたが、本人はライター兼パフォーマーとしての活動に拘りがあったため、「元ゴダイゴの」という目でしか見てもらえない日本での活動に見切りをつけ、フランスに新天地を求めることになった。 東京(大阪・福岡)スクール・オブ’・ミュージックのエデュケーショナル・サポーターとしても活動してい た。 愛娘のシャンティ・スナイダーも、シンガーとして活動、時々日本で親娘共演を果たしている。 05年末に来日し、旧友のチャーやミッキー吉野を迎え、「トミー・スナイダー&フレンズ」として横浜モーション・ブルーでカウントダウン・コンサートを行った。 06年のゴダイゴ再始動にも参加している。
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