タケカワユキヒデ

主な担当楽器 Lead Vocal, Keyboards
生年月日・出身 1952年10月22日 埼玉県浦和市出身。
本名 武川 行秀(たけかわ ゆきひで)。
ニックネーム タケ

ゴダイゴのリード・ヴォーカリスト。 作曲担当。 MCも担当し、その少年ぽさを残したキャラクターで、ゴダイゴ全盛時代にはアイドル的な人気も集め、ゴダイゴの顔としての役割を務めた。

幼少からヴァイオリンを習うなど、音楽的に恵まれた環境で育つ。小学校の時にThe Beatlesの影響でロックに目覚め、中学からバンド活動を開始する。 当時から英語のオリジナルを目指していた。
東京外国語大学在学中に、レコード会社にデモテープを持ち込むが、英語の曲ということもあり、ことごとく拒否される。

しかしジョニー野村と出会い、彼のプロデュースで「走り去るロマン」をレコーディングすることになる。 この時ミッキー吉野がアレンジ及びKeyで参加し、ツアーのバッキングもミッキー吉野グループが担当した。その後ミッキー吉野からリード・ヴォーカルとして誘われ、ゴダイゴを結成した

いわゆる「ゴダイゴのヒット曲」の大部分は彼のペンによるもの。 英語との相性が良いメロディラインは良く「独特」と評価された。 ゴダイゴ後期からソロ活動の初期にかけてコンピュータ・ミュージックに傾倒し、作る曲も従来の美しいメロディラインから実験的なものに変わっていった。 作家としてはアグネス・チャン、布施明、中森明菜、松田聖子、光GENJI等への提供曲がヒットしている。

ヴォーカルも一聴して彼と分かる独特のスタイルである。 一言で言えば、「ポップ」で英語的なメロディに非常にマッチした声質である。テクニカルには決して「上手い」唄ではなく、英語・日本語共に歌詞の聞き取りにくさは例を見ないが、それでも彼が唄うことによってゴダイゴ・サウンドが初めて完成するという不思議な声である。

楽器はキーボードを弾くことが一番多く、レコーディングでも若干演奏している。 ステージ上では基本的には手が足りない楽器をやるということで、キーボードの他、ギター、ブルース・ハープ、マリンバ等を演奏した。 M.O.R.のブルース・ハープなどは「ステージ上で練習した」と告白している。

ゴダイゴ在籍中からDJもやっており、浅野孝己との「ゴダイゴ・ウィング」の他、岩崎良美・柏原よしえとの「とびきりPOP!愛の1・2・3!」や、ライヴ番組「ホンダ・ライヴイン」等のパーソナリティを担当していた。

ゴダイゴ在籍中もソロアルバムを発表、解散後もソロ・アルバムを発表しながら作詞・作曲、テレビやラジオの司会、小説家等マルチタレントとして活動している。 芸能界きっての子沢山として、またマンガのコレクターとしても知られ、最近のトーク番組等ではこちらのネタに振られることの方が多い。 最近では、ミュージシャンというよりはマルチ・タレントとしての活動に軸足を移している。

本名は漢字だと正しく読んでもらえないということで、デビュー時から「タケカワユキヒデ」とカタカナで表記していた。80年代半ばに一時ソロアルバムで「武川行秀」と漢字表記していた時期もあったが、80年代の末にはカタカナ 表記に戻している。

2000年に入ってからは音楽活動はCMやテレビ絡み、あるいはイベント系にシフトしており、家族と「T's Company」等のユニットを組んで行う事が多い。 娘の一人は06年にシンガー・ソングライター「アイ武川」としてデビューしている。

06年のゴダイゴ再始動にも参加している。

 

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